葱問答

羽衣と書いて「はごろも」と読めることをこちらのエントリを見てひさびさに思いだしました.というのも,ういういファンのT.T君と遊びに出かけてCD棚を眺めていた折,まじかるカナンもういういだったのねと僕が驚いてみせたところ,それあなたから教えてもらったんですよと彼に言われ,それがキッカケでういういを気にするようになったのに,ひどいっ,とか言われた日には,前世の記憶の責任をとるような気持ちでういういひと揃え買って帰ったということがあって,それ以来読みがおかしい.まじかるカナンについてはむかしそんなこと話したような話さなかったようなであるけど,実感てのはなんだ,むしろ彼に言われた瞬間に生まれたように思うのです.まるで霊感商法やらを信じそうな話ではありますが,友達が相手だとおおらかにやっちゃうほうが面白いよねってのは,あなたにだってわかるでしょう? なんて,ここは宮崎羽衣の声で読んでね.

僕が葱好きであることはその典型であって,小さいころの僕は葱が好きだったと母が言ったことを僕はそのまま僕の体験として僕の味覚へ反映させているわけで,同じようなことについて苦労している青柳立夏には申し訳ない気がするけどそういうこともあったりするのです.

それはそうと,りるけの育てた波打つような葱畑を目の前にすればカンの強い男なら逃げ出すところであるのに,たしかに道明くんは鈍ちんであったのだなぁ.いつか道明くんを侵略するための兵隊さんたちをそれと判らずに黙々育ててるような,そんな感じがしました.りるけも鈍ちんなので自分が何やってるのか判ってなくて,葱たちだけが夜の畑でひそひそばなし.

疏水太郎