彼ら彼女らのヴァルハラ

最近の四葉が何してるかっていうと,狂王の試練場へ潜る毎日だったりします.残りのメンバは後衛がアイシア,カヤ,前衛がくりや,たもん,インデックス.職業は名前からだいたい想像がつくってもんですが,カヤ:ビショップとインデックス:僧侶だけは微妙かもしれません.四葉は将来ニンジャになるつもりでしたが,うっかり属性を中立にしてしまったことに後で気がつきました.ああ,そもそもこの子たちを悪には出来なかったのでね.一生盗賊は嫌だと言ってるので,サムライでやりなおすかも知れません.

みんな首を刎ねられてインデックスだけが地の底に残されたのだけど,リセットするよりも独りで帰らせてみたくなって,彼女,怖々,泣きべそかきながら地上まで帰ったとか,そんなお話もありました.

僕が絵や文のなかに四葉を描かなくなってから彼女はどこへ行ってしまったのだろうと思っていたのですが,ようやくここに見つけました.無名の冒険者に名前をつけるというときに昔仲良くしていた人たちは現れ出てきて,例えば戦いの饗宴のなかでずっと生きてゆくのでしょう.

そんな風に彼ら彼女らは神話的であって,人がその神々しさに対して深く心を寄せたりあやかったり(ときに貶めたり)する中で,例えば源義経や弘法大師のように津々浦々,脈絡なくどこにでも現れることの望まれる存在であると思われます.

疏水太郎