rNote create_storyプラグイン

blogはエントリの独立性が高すぎるため,バラバラに作成された大量のエントリをまとめて一つの物語として表現したい場合,途方にくれてしまいます.全てのエントリ間をリンクで繋いでもいいかも知れませんが前後に移動できるようリンクするのは面倒ですし,リンクで飛んでしまうと物語の流れが途切れてしまうように感じることもあります.

私はHtml直書きのWebサイトに連載していた絵本のコンテンツをblogに持ってこようとして相当困りました.連載版を(コミックスのように)一つに繋げたかったのですが,巨大な一つのエントリを改めて作るより他に方法がありません.

幸いrNoteというカスタマイズの容易なblogシステムを見つけることが出来ましたので,複数のエントリを1つのエントリへ動的にまとめて表示可能とするプラグインをさっそく実装しました.実装,というか簡単過ぎて,私が書いたコードは20行にも満たないものですが・・・.

▼使用法

ストーリーの要素となる複数のエントリと,それらをまとめるための一つのエントリを用意します.

  • ストーリーの要素となる単独エントリの記述例:diary030404.xml
    使用されているタグの意味についてはrNote ナラティブ対応スキンも参考にしてください.
  • 上記単独エントリの実際の表示:diary/diary030404.htm
  • エントリにAnnotation要素がある場合には,Text要素ではなくAnnotation要素内のHTML文が表示されます.単独の場合とストーリーの場合とで表示させる内容を変えたい場合にはAnnotation要素を追加してください.
  • ストーリー記述例:story050906.xml
    EntryList要素内にカンマ区切りで列挙されたエントリをその順番につなげて表示します.
  • 上記ストーリーの実際の表示:story050906.htm

▼必要なファイル

  • create_storyプラグイン version 0.1
  • スキンファイル : ストーリーの要素となるエントリのためのitemスキンです.
    html_storyitem.skin
  • スキンファイル(2) : create_storyを呼び出すためのitemスキンです.
    html_item.skin
  • style-sites.css : 以下の項目について新たに設定されています.
    .story (ストーリーをまとめるエントリのAnnotation要素の表示スタイル)
    .storyitem(ストーリーの要素となるエントリの表示スタイル)

あまり深いことは考えずに動くものを作ってみたかっただけですので不具合があるかと思いますが,せっかくなので公開してみました.自由にご利用,配布してくださって構いません.ただし,もしもこのプラグインを原因として損害を被られたとしても補償致しませんのでその点ご理解の上で宜しくお願いします.


理想を言えば,任意の位置に任意のエントリを埋め込めるものが良いと思います.そのことも含めて今後発展させてゆきたいと思います.

疏水太郎

The storybook #11

The storybook #11

キャラクターを塗り終えました.そこで明暗のバランスが気に入らなかったため,レイヤ3をMultiplyで追加.茶色い楕円の視野を描いて,真ん中のキャラクターがこちらを見ている効果を高めました.

The storybook #5

The storybook #5

Backgroundのキャラクターの主線を仕上げてメリハリがついてきました.少女の主線がもっとも太く,後ろのキャラクターほど細くしてゆきます.

またここで木の主線を消してみたら上手い具合にキャラクターと地と図の関係が生まれたので,そのまま描き進めることにしました.

The storybook #2

The storybook #2

Backgroundで少女の主線を仕上げています.同時にレイヤ1にMultiplyで木を塗りました.茶色を置いてぼかし強で伸ばしまくっています.

私は主線の仕上げと塗りとは同時に進めます.構想は初めからはあまり確定していなくて,塗ってるうちに必要な線が変わってくるためです.

The storybook #1

The storybook #1

Backgroundに下書き.描き慣れたキャラクターたちだったので立ち順や配置は簡単に決まったように思います.

横長の絵ですのでツールバー上の「描画・消しゴム切り替えボタン」が押しにくいため,描画ツール用パネルを開きっぱなしにしてツールを持ち替えました.