幻夢戦記レダ

君であるところの女の子,もしくは僕であるところの女の子が世界を救いながら恋するお話.菊池秀行的にはいかがわしく思われたのでしょうか,小説版では倒錯を許さぬところでの面白さを創出していて,主人公の娘さんのお父さんやお母さんが出てくるとか,巨大幻想生物たちがプロレスをするといった話になっています(おまけにヨニもロリっ娘ではなくなっています.)それはそうと昔はそういう倒錯をこそ好んだわけですが,近頃は普通に君と僕とが両方出てくるお話も好きで,若い子たちが恋愛する様子にきゃあきゃあ言ってます.

この「きみとぼく」という言葉はソニーマガジンズの少女漫画誌名が思い出されますし女の子っぽいフレーズであってね,このごろの世界は女の子が好むような男女のコイバナで溢れかえっているのですが,女の子しかいなかった世界を懐かしく思わなくもないです.

疏水太郎